お盆ですね。
私は一心寺へお参りに行ってきました。
祖母に父と母が眠っています。
と言ってもお墓があるわけではありません。
大阪ではよく知られていることですが、一心寺では納められた10年分のご遺骨でお骨佛さまを造立されます。
だから一心寺にお参りして、他の人達と一緒に仏さまに手を合わせているのです。
お盆に一心寺にお参りしてきた様子、そして遺骨佛様についてお話します。
お盆に一心寺にお参り
一心寺は天王寺駅(JR、メトロ)から歩いて10分くらいのところにあります。
お彼岸やお盆の時期は、駅から一心寺に向かって歩く人が多くなります。
朝は5時から開門されているので、私も夏は暑いし(とくに今はマスクでさらに暑い)早めに行こうと思っていたのに、着いたのは9時半くらいでした。
※ろうそくやお線香の売場は9時からです。
一心寺までの道は、大通りをはさんで2つありますが、日陰の方を歩くとまだマシです。
まだこの時間は人通りはそれほど多くなく、人との距離が空いていたので、私はマスクを外して歩いていました。
でも、まわりの皆さんはちゃんとマスクをされている人が多かったです。
違う方面(メトロの四天王寺夕陽丘)から来られる方もいるので、門のまわりでは人も増えています。
仁王門の近くや境内ではミストシャワーが設置されていて、時々涼を味わえます。
私は、一心寺の入り口に近づく頃にマスクをつけました。
一心寺の参拝
一心寺に入ってすぐ左に、休憩所があります。
いつも夏はエアコンが効いていてとても涼しいのですが、今は感染予防のためドアが空いているので、あまり涼しくありませんでした。(´-﹏-`;)
飲み物の自動販売機もあります。
私は、とりあえず持参していた冷たいお茶で一息つき、
まずは本堂へ(中へは入らず前で)お参りします。
次に、すぐ近くの納骨堂へ向かいます。
ろうそくとお線香を買って納骨堂へ
まずは、ろうそくとお線香を買います。
私はいつも1セット(50円)を購入しますが、お線香だけの人も多いです。
ろうそくを納骨堂前で灯したら、お線香に火をつけてお供えするのですが、混んでいる時は並んでいます。
私も、納骨堂まで少し並びました。
お線香のまわりや納骨堂の前は混雑しているので、とても暑いです。
もうマスクの中は汗だくでした。(-_-;)
遺骨佛さまって何?お墓はないの?
明治20年からはじまり、10年ごとに造立される一心寺の遺骨佛さま。
その名の通り、遺骨で造られる仏さまです。
納骨されたお骨を粉末凝縮化して練造されます。
納骨堂では、今までの8体の遺骨佛さまがお祀りされています。
戦前に造られた6体は残念ながら戦災で焼失したそうです。
私の祖母も、父も母も遺骨佛さまです。
最後に亡くなった母も生前から一心寺への納骨を希望していました。
お墓はありません。
「いつも誰かが訪れるにぎやかな場所で眠りたい。」
そう、母は言っていました。
遺骨佛様について、詳しくは一心寺のHPで紹介されています。
また、一心寺で納骨をお考えの方には、こちらの本もおすすめです。
桜井識子さんの『神様、福運を招くコツがありますか?』です。
全国各地の神社仏閣を巡られている著者が、一心寺を訪れた時に感じたこと、知ったことを紹介されています。
私も読みましたが、安心して納骨をお願いできるかと思います。
一心寺の駐車場は?
一心寺専用の駐車場はありません。
まわりにパーキングがいくつかありますが、参拝が多い時期は満車が続きます。
合わせて寄りたい三千佛堂
一心寺の近くに三千佛堂があります。
一心寺善男善女のために開かれている「講堂」とされています。
千躰佛が並ぶ大回廊があり、自分の干支神将に合わせて巡拝できます。
座るスペースもあるので、静かな空間の中で一息つくのもいいでしょう。
おわりに
お盆に一心寺へお参りしてきました。
今年の夏は、今までの夏とは違います。
コロナの感染予防をしながらの夏。
さらに連日の猛暑で熱中症も心配です。
体調が不安な方は無理をされないほうがいいでしょう。
行かれる方は気をつけてお参り下さい。